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地震を忘れるな

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地震を忘れるな

2020年も災害続き

コロナから始まり集中豪雨、台風と、昨年に引き続き、今年も日本は大災害に見舞われました。

特に昨今は超大型台風が当たり前のようにやって来て、屋根を飛ばしたり河川が決壊させたりと、甚大な被害を発生させています。

しかし最近はテクノロジーが進化し、かなり正確な予報がなされています。台風10号の時もどのくらいの規模か、何時頃どこにやってくるのか、河川の氾濫予測、満潮時と重なった時にはどうなるのか等々、かなり細かく予測されています。そのため、住民は事前に対策を立て、スムーズな避難行動がとられていたように思います。

地震は予知できない

「明日、日本で地震が発生します」

この予報、当たると思いますか?

結論を言います。99%当たります。

なぜか?

内閣府作成のデータによると、日本で観測される有感地震は年間約1,100回、一日約3回、日本のどこかで地震が起こっている計算になります。

全世界の国土面積に対する日本の国土の割合はわずか0.25%、1%にも届きません。しかし地震が発生する割合はどうかというと、なんと10〜15%。全世界で起きている地震の1割以上がこの狭い国土で起きているのです。

ちなみにM6以上の地震が発生する割合は、世界中で発生するM6以上の地震の20.8%、2割を超えてきます。それだけ大きな地震が日本で起きているという事です。

日本では毎日どこかで地震が発生し、地面を揺らしているのが現状です。

今後、30年以内に70%の確率で南海トラフ地震がやってくる?

しかしこの頻発する地震、いつやってくるかまでは分かりません。

30年以内に大地震がやってくると言われていますが、これが明日なのか、30年後なのかは誰にも分かりません。

明日と30年後じゃだいぶ違いますよね。

1年365日ですから計算すると、確率的には明日、大地震が起こる可能性は10,950分の1の確率となります。もちろん、30年後も同じです。

また、確率70%ですから、来ない可能性も30%あるという事です。

地震は台風のように、直前に対策を立てるという事ができないのです。

 

最近は台風被害が目立つせいか、みんな地震の事を忘れているように思います。

いつ来るか分からない大地震に対し、どのようなスタンスで臨むべきか、これから考えていきたいと思います。

 

 

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