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火災保険のいろは

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火災保険のいろは

火災保険は火事の時だけ?

家を建てた時に入らないといけないのが「火災保険」です。みなさん火災保険の事、よく考えた事ありますか?これから家を建てようと思った時に、真っ先に火災保険を考える方はほとんどいらっしゃいません。大概は引渡し直前になって、あまり内容を考慮せず、勧められたまま入る方が多いように思います。

最近はネットでの加入も多くなり、また見積もり比較なども当たり前にできますから、金額重視で加入される方が多分、一番多いと思います。それがダメだとはいうつもりはありませんが、掛ける前には補償内容をきちんと確認してから入って下さい。

補償内容は

  1. 火災
  2. 落雷
  3. 破裂・爆発
  4. 風災・雹(ひょう)災・雪災
  5. 水災
  6. 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
  7. 漏水などによる水濡れ
  8. 騒擾(そうじょう)・集団行動等による暴力行為
  9. 盗難による盗取・損傷・汚損
  10. 不測かつ突発的な事故(破損・汚損)

これらの補償が必要かどうか検討し、入るようにしましょう。

そして地震保険。これは火災保険とセットで入る保険です。いわばオプションのようなものです。単独では入れません。「うちは建物がしっかりしているからいらない」とは考えない下さい。大地震が原因で火事になった、という場合は地震保険の方からお金が出ます。なお残念ながら地震保険は掛けた保険金額の半分までしか掛けられません。仮に3000万円の火災保険を掛けたとしたら、地震保険は1,500万円が限度、かつ火災保険は最長10年まで掛けられますが、地震保険は最長5年となります。また大地震のリスクも増え、最近は保険料も上がっています。しかし災害が起きた時の事を考えると致し方ないかと思います。

家財保険も必要

建物が火事で焼失してしまった時には当然、テレビやエアコン、家具などの家財も失います。しかし火災保険は建物だけの保険ですので家財まではお金が出ません。今までと同じレベルで生活を再建しようと考えた時には新規で家財を購入しなければなりません。

その時に必要なのが、「家財保険」です。こちらは金額が決まっている訳ではなく、家族構成や所有している家財の量や質で、金額を任意で決めます。500万円だと思えば500万円、1,000万円だと思えば1,000万円というふうに。ただし多く掛けておけばいいというものではありません、当然保険料は高くなりますし、損害額以上に保険金は出ませんので。

また地震での家財の補償は別途家財保険を掛けます。地震保険の時と同じように、火災保険で掛けた金額の半分までとなります。500万円なら250万円、1,000万円なら500万円というように。

いつ何時、災害に遭うか分かりません。もし既に家を建てられているのであれば、もう一度、証書を見直してみて下さい。火災保険には様々な補償がついています。改めて必要な補償がついているか確認し、また火事以外でも使える補償がありますので「あっ、そういえばこの損害、使えるかも」と思い出していただけると思います。

建物が無事であるのが一番ですが、お金でのリスクヘッジも大事です。

 

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